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【小児歯科の必須知識】乳歯の胚芽形成はいつ頃始まるの? News Detail
乳歯の胚芽形成はいつ頃始まるの?【監修:けやき台鈴木歯科院長 鈴木哲史】
--目次---------------------------------------
◆乳歯はいつ頃からできるか知っていますか?
◆乳歯の芽となる歯胚(しはい)の形成時期とは?
◆歯はどのように成長するのか?
◆歯科の保険治療分野(虫歯・歯周病・予防歯科など)について気になることがある方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ
◆乳歯はいつ頃からできるか知っていますか?
子どもの時に生える歯を乳歯と呼びますが、乳歯はいつ頃からつくられるか知っていますか?
ある時期になると歯茎から乳歯が顔を出しますが、突然つくられるわけではありません。
実は、赤ちゃんが生まれるもっと前から乳歯の元はつくられているのです。
今回は、乳歯の元となる歯胚や、いつから形成されるのかなどについて詳しくご紹介します。
◆乳歯の芽となる歯胚(しはい)の形成時期とは?
生まれたばかりの赤ちゃんは歯が生えていないことがほとんどです。
しかし、乳歯の元となる「歯胚」はすでに歯茎の中に形成されているのです。
歯の元となる歯胚は骨の深い位置にあり、見えないながらも成長を続けているのです。
では、歯胚が形成される時期とは一体いつなのでしょうか。
歯胚は、胎生7週〜10週にかけて形成が始まります。
つまり、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時には、すでに歯の形成が始まっているのです。
形成された歯胚は、お母さんから受け取るタンパク質やカルシウムなどを栄養にしながら徐々に石灰化していきます。
石灰化した歯胚は乳歯となり、個人差はありますが早ければ生後6〜8ヶ月ごろに歯茎から顔を出すことが多いです。
最初に生えてくるのは「乳中切歯」と呼ばれる下の前歯が多く、その後はすぐ隣の「乳側切歯」、相対する上の乳切歯の順に生えてきます。
◆歯はどのように成長するのか?
歯胚の形成が始まる時期は、胎生7週〜10週(妊娠9週〜12週)くらいです。
その後、胎生4ヶ月~6ヶ月頃には石灰化が始まり固くなっていき、同時に永久歯の歯胚の形成も始まります。
赤ちゃんの歯をつくるとても重要な時期とも言えるため、タンパク質やカルシウムはもちろん、歯のエナメル質をつくるビタミンA、象牙質をつくるビタミンCなど、さまざまな栄養素をバランスよく摂ると良いでしょう。
生後6〜8ヶ月には乳歯が生えてくることが多いですが、歯の生える時期はあくまでも目安で、数ヶ月くらい時期がずれることも少なくありません。
大幅に遅れている場合には、小児歯科などに相談してみると良いでしょう。
◆歯科の保険治療分野(虫歯・歯周病・予防歯科など)について気になることがある方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ
乳歯の胚芽形成が始まる時期について詳しくご紹介しました。
胚芽形成は、胎生7週〜10週とかなり早くから始まっています。
お母さんからもらう栄養が歯の元となるため、バランス良い食事を心がけるようにしましょう。
歯科の保険治療分野のご相談、千葉県白井市や西白井駅付近で歯医者をお探しの方は、けやき台鈴木歯科へご相談ください。
けやき台鈴木歯科
院長 鈴木 哲史
昭和大学歯学部を卒業後、西白井駅に開業して20年以上。
地域の方々に寄り添える歯科医院を目指し、虫歯治療や歯周病など幅広い診療を行っております。