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【小児歯科の必須知識】永久歯の胚芽形成はいつ頃始まるの? News Detail
【小児歯科の必須知識】永久歯の胚芽形成はいつ頃始まるの?【監修:けやき台鈴木歯科院長 鈴木哲史】
--目次---------------------------------------
◆乳歯と永久歯があるのはなぜか?
◆永久歯はいつごろからできるのでしょうか?
◆永久歯の歯胚の形成時期とは?
◆歯科の保険治療分野(虫歯・歯周病・予防歯科など)について気になることがある方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ
◆乳歯と永久歯があるのはなぜか?
乳歯と永久歯がある理由は、成長に伴うあごや顔の発達に対応するためです。
生まれて数ヶ月の赤ちゃんは、母乳やミルクで栄養を補えますが、大きくなるにつれてそれだけでは十分な栄養が摂れなくなります。
そのため、食べ物を噛んで細かくするための「歯」が必要となりますが、硬い永久歯が完成するまでには5年以上という長い時間が必要です。
その期間を補うために活躍するのが、乳歯です。
乳歯は、象牙質やエナメル質は永久歯に比べると半分の厚みになっており、乳歯は永久歯ほどの硬さはありません。
ですが、幼児期に食べる物をしっかりと噛めるだけの機能は持っています。
6〜12歳にかけて乳歯は成長に伴って永久歯へと生え替わり、大人の顔の筋肉やあごの大きさに適した歯並びが完成するのです。
◆永久歯はいつごろからできるのでしょうか?
永久歯は、大体6歳ごろから生え始めることが多いです。
ですが、6歳になっていきなり永久歯ができるわけではありません。
「歯胚」と呼ばれる永久歯の元は、生え替わる時期よりもずっと前につくられているのです。
一生使い続けなければならない永久歯は、乳歯に比べて頑丈につくらなければなりません。
そのため、長い時間をかけて成熟させる必要があります。
では、一体いつ頃から永久歯はつくられているのでしょうか。
永久歯の歯胚が形成される時期について詳しくご説明します。
◆永久歯の歯胚の形成時期とは?
永久歯の中で歯胚が最も早く形成されるのが、第1大臼歯です。
第1大臼歯は大体6歳ごろに生えてくることが多いため、6歳臼歯とも呼ばれています。
第1大臼歯の形成が始まるのは妊娠14〜16週目頃、お母さんのお腹の中にいる時からすでに歯の成長は始まっているのです。
乳歯の歯胚が形成されるのは妊娠6〜10週目頃なので、乳歯も永久歯も歯胚がつくられ始める時期にそれほど大きな差はありません。
1〜2年で成熟する乳歯に比べて、永久歯は成熟するまでに約5年と長い月日を必要としており、それだけ丈夫につくられているのです。
歯胚が形成される時期は、カルシウムやリンなど歯の栄養となるミネラルを積極的に摂るようにしましょう。
◆歯科の保険治療分野(虫歯・歯周病・予防歯科など)について気になることがある方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ
永久歯の胚芽形成時期について詳しくご説明しました。
永久歯と乳歯があるのは、あごや顔の成長に伴う変化に対応するためです。
永久歯の歯胚は、お母さんのお腹の中にいる時からつくられます。
歯胚の形成時期はカルシウムやリンを多く必要とするため、意識的に取り入れることをおすすめします。
歯科の保険治療分野のご相談、千葉県白井市や西白井駅付近で歯医者をお探しの方は、けやき台鈴木歯科へご相談ください。
けやき台鈴木歯科
院長 鈴木 哲史
昭和大学歯学部を卒業後、西白井駅に開業して20年以上。
地域の方々に寄り添える歯科医院を目指し、虫歯治療や歯周病など幅広い診療を行っております。